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トピックは主に企業の経営に関わることです。

No.4 家電業界分析

【前回からの流れ】
ビックカメラの分析をしたが、そのなかで「家電業界」におけるビックカメラの立ち位置が気になった。
 
今回のメイントピックは、
「家電売り上げTOP5の立ち位置」を探ること!
 
●そもそも家電業界ってどういった特徴があるの?
 
家電量販店には大きく2つの特徴がある
ひとつは家電の販売に軸足を置いていること
もうひとつは安く、多く売ることを基本戦略としていること
 
いわゆる薄利多売なビジネスで、家電などはサイズが大きいためうまく売りさばかないと在庫が物理的に店舗を圧迫するため、多少利益を削ってでも安く売りやすい構造を持つ。
 
顧客側から見ると、安さが強みだし、商品を提供するメーカーから見ると、多く売ってくれる信頼感がある。
一方で、価格競争が熾烈なため競争は厳しい。
そうした価格競争を抑えるため各社とも「自社ポイント」に力をいれている。
 
 
●業界内での2019年売り上げTOP5は?
4位:ケーズHD
ビックカメラはコジマ電気と連結にすると、エディオンを抜いて第2位の売り上げ規模。
 
●各社戦略は?
家電企業に共通しているのは
 ・安さが売り
 ・顧客に定着してもらうためにポイントに力を入れている
という点だった。
 
ヤマダ電機は上記2点の共通戦略に加え「家電量販店のヤマダ」からの脱却を進め、住居のハード面に関しての何でも屋になろうとしている。(CMでは「暮らしまるごと」と表現)
その表れとして2011年ころから不動産、住宅、リフォームに力をいれ企業買収なども行っている。最近では大塚家具を買収。
 
ビックカメラは家電量販店の特徴である安さを戦略の基本としている。
ネット販売も手堅く行っている。
ヨドバシとビックは店舗数が比較的少ないため、都市部の一等地で集中して販売をする傾向にある。
 
石井スポーツを子会社化するなどアウトドア用品にも注力
過去を見ると、ポイント制度を業界で一番に始めたり、ECへの参入も早かった。
ヨドバシとビックは店舗数が比較的少ないため、都市部の一等地で集中して販売をする傾向にある。