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No.8 上野動物園

【サービス名】
 
【目次】
1.分析の目的、手法
2.Customer分析
3.Competitor分析
4.Company分析
5.まとめ
 
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1.分析の目的
今回は3C分析を用いて分析をしていきます。
一般的に3C分析を使うことによって「KSFの発見」につながるとされています。
KSFの発見とは、自社が他社に勝てる理由を見つけることととらえています。
 
2.Customer分析
Customer分析を行う理由は大きく2点あり、1点目は現在の市場環境を整理すること、2点目はターゲット市場の消費者のニーズを明確にすることにあります。そこで、マクロ(市場レベル)視点で前者を分析し、後者はミクロ(消費者)視点で分析を進めていきます。
 
A)マクロ視点の分析
●現在の市場環境は?
 
園名
入場者数
4,964,547人
2,542,037人
1,675,822人
1,373,826人
1,288,200人
表のように国内には敵なしといえる状況。
 
●海外の動物園と比べると?
ざっと調べた感じでは、上野動物園は海外の動物園と比べても、来場者数は多いほうらしい。
サンディエゴ動物園は2018年に初めて年間の来場者数が400万人を超えたところだし、シンガポールトロントの動物園も200万人に満たない。
 
B)ミクロ視点の分析
●動物園に来るのってどんな人?
京都市の動物園が行った調査では、入園者の8割は家族となっている。
 
●どんなニーズを満たそうと思っている?
2010年に首都大東京が行った調査によると、レジャーの目的での来場者が大部分を占める。
 
 
3.Competitor分析
上野動物園はPlaceやPromotionという点で他を圧倒している。
逆に、Placeで劣る動物園はいかにして集客を伸ばしているのか?
①東山動物園
飼育展示している動物の種類が国内最多(500種類)
 →Productの量が多い
 
 大きな特徴はないが、全体的にバランスが良い
 
観光地としての知名度が高い
 →Promotionがうまくいっている
 
展示しているパンダの数が多く、また、距離も近い
 →Productの質が高い
 
4.Company分析
Company分析では、Competitor分析と同じように、自社がターゲットのニーズをどの程度満たせているのかを明らかにします。
まずは客観的に分析をしたうえで、最後にCompany×Competitor×Customerすべてを総合的に判断し、勝てる領域とその理由を明確にする。
 
上野動物園の強みは何か?
 ・とにかく立地が良い。顧客にとってアクセスの良さになっているほかにも、取材の頻度が多い。
 ・展示している種が国内2位
 ・都会のなかにあって”自然”を感じられる(園は上野公園の一部で、自然が集まっている。)
 →Productの質と量が高い。Placeも抜群。Promotionもパンダはテレビがやってくれるので費用をかけずに行える。
 
5.まとめ
 上野動物園には、立地、動物の数や質、広報など多くの点で優れていて国内トップにふさわしい動物園といえる。
 また、「都会のなかで”自然”を感じられる」という点も顧客のレジャーをしたいというニーズに合致しているといえる。
 
動物園、いきたいなぁ